山納銀之輔

自然界に寄り添って生きろ!全てを失くしても大丈夫!世界は大きい!

002 人生を変えた「高田馬場のじいちゃん」との出逢い 〜俺がお金を捨てたわけ

23歳の時に、軽トラック一台とプレハブ小屋からスタートした、俺の最初の起業が“家の医者”でした。

 

なぜその仕事を選んだかというと、19歳のときに電車で出会った、名前も知らないおじいさんとの出会いがあったからです。僕はそのおじいさんのことを“高田馬場のじいちゃん”と呼んで、辛いときや悩んだときに思い出しています。

 

山手線の満員電車の中、いきなり人ごみをかき分けてきて、俺の前に立って、「手見せろ」って言うおじいさん。てっきり何かの営業かと思いました。

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 でも一方で、なんだこの状況は、面白いぞ、とも思ったんです。それで手を見せたら「やっぱりそうか。あんたを探してた」と言う。占いみたいでものすごく怪しい。これだから東京はやだよ。って思いました。でもそのじいちゃんが「怪しまなくていいよ」って優しい目で見るんです。

 

「あんたは今19歳で大学2年で海の近くに住んでるね」当たりです。で、「お母さんが17歳のときに病気になったでしょ」って。何でも分かるんです。この人は何者だと思いました。そのおじいさんはかなりのお年寄りだったので、隣の人が席譲ったんですね。俺は座ってて。吊り革につかまっていたそのじいちゃんが隣に座っちゃったので、もう逃げらんねえ。もういいや、聞こうと。こういうこともあるんだなと話を聞きました。

 

「あんたの手相ってのは百万人に1人の手相でめったにないけど。選ばれてこの世に生まれてきている。たまにしかこういう人はいないからよく聞くんだ。絶対にやりたいと思ったことやりなさい。その代わり誰もが反対する。みんなが邪魔したり反対したりする。でもあんたがやりたいと、これだって思ったことは絶対やりなさい」

「あんたはそういうふうに生きていくことによって周りの人が幸せになる。そういう人がいるんだよ。百万人に1人。あんたはそれだから」もう漫画みたいだなと思って聞いてました。

 

だけどそのあと言ったことが大げさでしたね。「あんたは26歳のときに日本の代表に選ばれるから」って。大げさすぎてつり革捕まってる人が、またバカなこと言ってるわみたいな顔して見てるんです。「26歳のとき日本の代表になって30歳のときにまた新たなことを切り開くだろうそして42歳のときまたなにかに選ばれて大丈夫になる」そして、「55歳のときに大成功する。65になったら安泰だ。あんたはその代わり、人の何十倍も苦労するよ。金もないけども。あんたはその道をやりたいことをやっていけ」って言うんです。今45歳なんですけど、そのじいちゃんが言った通りのことが起こりました。

 

つづく