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山納銀之輔

自然界に寄り添って生きろ!全てを失くしても大丈夫!世界は大きい!

006 小渕総理より緊急招集!21世紀日本の構想メンバー入り 〜俺がお金を捨てるまで

ちょうどその頃、21世紀日本の構想っていうメンバーを小渕総理が集めるって言い出したんですね。それはつまり政治家が国を作るんじゃなくて国民が作るっていう趣旨でした。

それとは別にその頃NHKが青年の主張というをやってたんですね。それには経営者の青年の主張というのもあったんです。自分がやっている仕事の話をしたら、きっとみんなおもしろいぞと思って出たんですね。そしたら栃木県で優勝。

 

それで関東でも最優秀賞いただいて。次は全国大会で沖縄でした。

全国大会で一番なまってたのが、なぜか関東代表の俺だったっていう話がちょっとあれなんですけどね。

 

残念ながら、全国大会では優秀賞だった。2位でした。京都の饅頭屋の息子に負けちゃった。

それが26歳。あのじいちゃんの言ってたことはこれかと思いました。ところが、それが終わりじゃなかった。

 

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商工会から連絡があって、小渕総理がやってる21世紀日本の構想っていうのに是非応募してほしいって、

応募は20代から20人。女性だけの20人。それと60歳以上の高齢者から20人を集めようということでした。そしてその人たちからの提案を盛り込んだ国づくりをやるっていう仕組みを作ろうとしていたんですね。

「じゃあいいですよ。応募します」って言ったら本当に総理官邸から電話が来ました。

まず書類審査があって「2万人です。今の所」って。

 

総理官邸からの電話が、途中からメールになったりしていろいろやりとりが続いていて。俺が考えてることとかをメールで聞かれる。俺は忙しかったから電話に出れないことも結構多かったんだけど、電話の時は事務員に伝言せず、絶対に俺じゃないと電話で話さない、質問しない、だった。総理官邸にはきっといろんな決まりがあるんだろうな。そして、「ふさわしい人が300人にしぼられました。」と。

 

「80人になりました」「40人になりました」って電話が入った。

そして、「◯月◯日に総理官邸に来られますか」って。「はい行けます」って。

 

それで、20代の若者が集まる総理官邸に行きました。そうしたら、みんな何か紙を持ってるんです。その紙を見ながら、その日小渕総理と対談するか、1分間だけしゃべるのだと。20人が。だけど18人しかいなかった。ふさわしい若者が18人しかいませんでした。って。

 

みんなが紙持って、1分間話す内容を真剣に読んでる中で、俺だけ何も聞いてないから不安になっちゃって。だから「ちょっとすいません」って「俺何も聞いてないから何をしゃべるかとか決めてきてないんですよね」「あ、山納さん大丈夫です。好きなこと10分間、一番最後にとってありますから。自由にしゃべってください」って。

 

みなさんの話を聞いていたら、看護婦さんの代表、学校の先生の代表、図書館の管理人の代表、主婦の代表。いろんな職種の代表として選ばれてきていました。そして経営者の代表が俺でした。経営者の代表として、今考えていることを自由に話してください。って。そのときBSのカメラが11台入ってNHK のニュースで、全国放送で。

 

俺がそのときに話した内容は今でも総理官邸のホームページに載ってます。山納敏之で。

 

そのあと俺はスウェーデンとドイツに渡って、福祉と建築の勉強に行って、それで小渕総理にレポートを出して。そこから介護保険ができました。

 

俺がその10分間の間で何を話したかというと、例えばアメリカとかヨーロッパのエレベーターは、どのメーカーも全部同じ所に『上がる』ボタン『開く』ボタンがある。全部決まってる。でも日本は東芝パナソニックもメーカーによって全部バラバラの場所にある。目が見えない人困るよね。という話。

 

それに、道路の段差の問題。ドイツは石畳で凸凹なのに、どこでも車いすで絶対に通れるようになってる。でも日本は段差だらけ。駅前とか全部ロータリーになっていて車椅子なんかどうしようもない。これじゃ全然不便だし、松葉杖ついてたら本当に違うバス停に行くしかないんだ。という話をしました。それで、スウェーデンとドイツで福祉の勉強をしてこいと言われて、それで本当にそうでしたってレポートを提出しました。

 

それから、ドイツもスウェーデンも、99パーセントの高校生はボランティア活動したことがあるっていう国でした。だから教育が違う。知らないおばあちゃんがバスを降りようとしたら、つり革つかまってカップルで話してた高校生が、話をやめておばあちゃんの手をとって降ろしてあげる。そういう国。ドイツもスウェーデンも。だから教育が間違ってるって、思いっきりストレートに言っちゃったからその辺り全部放送カットでした。

 

エレベーターの話のところで、小渕総理がなるほど、って。「今年初めて日本で初の車椅子の国会議員が誕生しました。彼のために今スロープ作ったり総理官邸も直してるんだよ」っていう話をしてくれた。

 

残念ながら、介護保険ができて、そのあとすぐ小渕総理はお亡くなりになって…。21世紀日本の構想はあの1回で終わりになった。

 

そして、俺の人生も高田の馬場のじいちゃんの予言通り、次のステージに向かったのです。

 

つづく