山納銀之輔

自然界に寄り添って生きろ!全てを失くしても大丈夫!世界は大きい!

013 陰陽師との出会い 〜俺がお金を捨てたわけ

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生きるために必要な物を全てそこで作りだして、大好きな人たちと笑顔で暮らせる村を作ろうと思って土地を探し始めたときに、ある人を紹介されたんです。

 

陰陽師でした。陰陽師ってなんだか映画みたいだけど本当にいるんだって思いました。

その陰陽師、俺の顔を見ると、突然言ったんです。

 

あなたが来るのをずっと待ってました。あなたが私の最後の仕事です。私は今日でこの仕事を辞めます。お待ちしてました。って。

 

その陰陽師もまた高田馬場のじぃちゃんと同じようなことを言いました。

あなたは100万人に1人の人。って。26歳のことも母ちゃんのことも全部当てて。それで、何か見えてるんです。空中に。俺はその頃ウェルシュ・コーギー・ペンブロークっていう尻尾切っちゃって耳がでっかい犬を飼ってたんです。その頃まだ小泉今日子と俺ぐらいしか飼ってなくて珍しかったんですね。その陰陽師が「3年ぐらい前に、犬かなぁ。何だろうなこれは。耳が大きい動物買いませんでした?」って。「あ、買いました」見えてるんですね。何かが。この人は高田の馬場のじぃちゃんと同じ種類の人だから、この人の言うことは信じようと思った。

 

その人が言うには「人間の細胞には、ナチュラルキラー細胞っていうのがあって、悪いガン細胞があったとしても、そのナチュラルキラー細胞が周りのガン細胞を良い細胞に変えちゃう」「人間界のあなたがそれなの」って言ったんです。「だからあなたは本来だったら私のように修行して、こういう職業をやるはずだったんだけど、違う運命を選んで生まれてきた。だからあなたが生まれてきたその運命の元でやっていくのよ。非常に珍しいけどあなたにとってはそれがこの時代の修行なんだろうね」って言うんですね。だからあなたは自分の業界で自分がやりたいようにそれをやっていきなさい。って。

 

でやっぱり「42歳のときにあんたは何か特別なものを手に入れる。55歳のときにもう安泰だから。65歳になったら大成功するよ」同じようなことを言った。「ちなみに95歳までは生きますよ」って。それ高田馬場のじぃちゃんにも言われた。95歳まで生きるって。だったら、俺は首つりを100回やっても死ねないんだって。95歳のときまで生きるしかない。生きようって。

それでやっぱりまた、人の何十倍も苦労するけど、あなたがやりたいことをやればみんなが幸せになるんだよって言う。俺はひとりぼっちでもうだめだって思ったけど、もしかしたらまだやれるって、二人の言葉を信じてまたやっていこうと思ったんです。よし、衣食住、全部つくれる村づくり始めようと。今は誰もいないけど、今度は本当の仲間を作ろうって。

 

そのとき、俺は30歳でした。

 

つづく